今回の記事では前回紹介しきれなかった、スキー場でより快適に過ごす為に事前に準備しておく優先度が高いアイテムについて説明します。
板やウェアを先に買いたい気持ちはとてもわかるんですが、まずはこっちを揃えておく方が快適にスノーボードを楽しめるので是非見て行って下さい。
レンタルするという事
今年から始める方が高い道具を何万円も出して揃えた結果、1回で飽きてしまって道具が無駄になるかもしれないと思うのは当たり前の事です。
親がスノースポーツ好きだったり、雪国在住で絶対通うと決めていないのであれば、まず1回目はレンタルで済ませて、気に入れば購入というのはリスクをしっかりとらえている賢い選択だといえます。
ですが、そもそも準備が不十分で1回目で嫌な思いをしてスノーボードが嫌いになってしまうのはそれこそもったいない事になります。
この記事では、前回の記事で記載しなかった快適性を上げるアイテム3点について説明していきますので是非見て行ってください。
優先度が高いアイテム3選
お尻プロテクタ(ケツパッド)
履くタイプのお尻を守るプロテクタで、ボーダーの間では通称ケツパッドと呼んでいます。
これは初心者はもちろん上級者になったとしても必要となるアイテムで、隠れた必須アイテムと言っても過言ではないでしょう。
もちろん無くても良いのですが、このケツパッドの機能はざっくり言うと以下3つです。
- こけた時にお尻を守る
- 雪の上に座った時に雪が沁みてきても冷たくない
- 温かい
スノーボードをした事がない人にとってはどれもそんなに大したことないのでは?と思いがちですが、初心者だからこそ上記3項目がスノーボードを始めて最初にぶちあたる壁になります。
スノーボードを初めてやる場合、かなりの運動神経がない限りは何度も何度も繰り返しこけるので翌日体が痛くなります。
滑る時に使う太もも、立ち上がる時に使う二の腕、そしてこけた時にしこたまぶつけるお尻。翌日はお尻が4つになったのではないかと勘違いするほどの痛みに見舞われると思います。
更に、滑りを誰かに教えてもらう時にはお尻をついてコーチングを受けるわけで、防水スプレーしてもほとんど効かずあっという間にウェアの上から沁みこんできてお尻を冷やしてきます。
そして寒空の中リフトに10分ほど乗るわけですが、10分ほど無人でくだってきたキンッキンに冷えたリフトはお尻から熱を奪っていきます。
以上の理由から、初心者こそケツパッドを着用して快適にスノーボードを楽しむべきなんです。
一見ごつめのケツパッドが良い気もしますが、やはりお高いですしどうしてもウェアを着た状態のシルエットが大きくなってしまうので、最初は薄くて安いのでも全然OKです。有るのと無いのでは快適性が雲泥の差です。
グローブ
グローブは1日1000円ぐらいでレンタルできる場合も多いのですが、なんせどこの誰が使ったかわからないこと、そして生乾きの嫌な臭いがする可能性が高い事から事前に準備することをおすすめします。
ゼビオやアルペン等のスポーツ用品店で安めのを購入すれば良いです。
ミトンタイプと五本指タイプがあり、ビンディングを締めたりするのに五本指タイプがやりやすいですが、手が温かいのはミトンタイプです。慣れればどちらも一緒なのでシルエットのかわいいミトンがおすすめです。
インナーが付いている方が良いですが、無ければDAISOで薄手の手袋を購入してインナー代わりに使っても大丈夫です。
ユニクロのウルトラライトダウン
ウェアを借りるとして、厚手なのか薄手なのか温かい日なのか寒い雪の日なのかで温度調節が必要になってきます。
フリースは厚みがあって着ぶくれするので、中に着るなら断然ユニクロのウルトラライトダウンがおすすめです。
冷え性だったり氷点下が確定している場合は袖ありバージョン、そうでなければベストタイプのウルトラライトダウンを着て滑り、もし暑くても脱いでポケットに詰め込む(パンパンですが)事ができます。
まとめ ~レンタルでも良いアイテムとは~
ここまで読んできてスノーボードの板やウェアが出てきていないことを不思議に思う方もいらっしゃるでしょう。
ウェアや板というのはどこでレンタルしても同じような物なので、お試しでやるならレンタルで十分です。
最初だからと安く買ったノーブランドのウェアや板は、もしいらなくなってリサイクルショップで売ろうとしても二束三文でしか売れません。
はまるかはまらないか分からない物に4,5万円をポンと払えるほどお金があるか、「絶対続ける!」という強い意志があるのならかまいません。買っちゃいましょう。
でも友達に誘われてだとか何かのイベントで初めて行く場合は、借りられる物はレンタルで済ませ、それ以外の必要な物は忘れず購入して行ってください。
折角スノーボードをするのならなるべく快適に過ごしてほしいですし、できれば楽しいと感じて通うようになってほしいです。
事前にきっちり準備を済ませ、楽しいスノーボードを体験してくれる事を祈っています。
ではまた!